３月の売上げ前年比１０％増を達成した

「いいな」と思われたら押してください。

　 各担当によって異なる業務量や必要な人員を課内で調整して手配する業務を私は主に担当しています。 しかし引越しシーズンでは、私自身が責任者になり、お客様との金額や日程交渉、トラックや作業員の手配など、引越しに関わる全てのことを自ら担当しています。
　 運送業の人員不足は数年まえから顕著になっており、毎回、調整に苦労させられています。 しかも引越し希望日は重なることがとても多く、手配できる範囲を超えてしまうこともしばしばありました。 そういう場合はせっかくいただいたご依頼をお断りしなければなりません。 引越しシーズンではよくあること、私もしかたないと諦めていました。
　 しかし組革研に参加し、自分が間違っていたことに気づきました。
　 今回が初めてと言っていいくらい明確に意識した 「対象」と 「対応」の違い。 高い目標を設定し、達成に挑んでいった 「 『Ｓ－２０』のわからないこと」のプロセス。 さらにキャンパスリーダーからお聞きした 「仕事とは対象への貢献競争」という仕事観。
　 これまでお客様や業務の工程という 「対象」を意識しないまま、できる仕事の範囲を自分勝手に決め付けていたことがわかりました。
　 職場に戻った私は、依頼されている引越しの金額、日程、トラックの数、作業員の人数を全て紙に書き出し、どうすればうまく組み合わせられるかをもう一度考え直しました。 すると、断らざるを得ないと思っていたご依頼の中にもやり繰りすれば可能だと思えるものがいくつか見つかったのです。
　 諦めていた案件が可能になり、３月の売上げ前年比１０％増を達成しました。 これまで引越しを何年も担当しながら、自分がわかったつもりになっていたことが改めてわかりました。