参加リポート/現場から

「個全システム」で会議を開いた

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川口能生  キリングループロジスティクス 西日本支社 営業部 部長代理  〔第501回/2017年2月会期参加〕  NO.1090

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  下期 「S-20」のスタート直後に 「こま図」を見間違えて迷い、結局ゴールできませんでした。 失敗して初めて、これまで 「対象」ではなく 「対応」を考えてすすめていたことに気づきました。
  キリングループの物流を担う弊社で、私はグループ以外のお客様への物流サービスを担当しています。 今年度、自部署の取り組むテーマの一つは 「お客様の把握」です。 お客様に満足していただけることを目指して、メンバーは計画を立ててすすめています。
  ところが職場に戻ると、彼らが考えていたのは対応ばかりであることがわかりました。 予想はしていました。
私自身がそうだったのですから。 しかし意識を180度転換させ、 「対象」に向けなければいけません。
  今までの会議は私が進行役になってすすめていました。 まずそれを止め、組革研で体験したばかりの 「個全システム」で会議を開くことを決意しました。 テーマは 「我われの 『対象』であるお客様の状態を明らかにするとはどういうことか」です。 「徹底的に、妥協なく」を加えてメンバーに求め、まず相談させずに個で紙に書かせました。
  ざわつく中に 「めんどくさい」 「なぜ話しちゃいけないの」と聞こえてきます。 あたかも組革研初日の自分を見ているようでした。 さらに妥協して他に合わせようとする人もいました。 その動きを見るたび、 「ほんとうにそう考えたのか」と何度も突っぱねました。
  何回か会議をくり返すうちに、 「それは対応だ」 「数回行っただけじゃお客様の状況はわからない」とメンバーどうしで指摘し合い、議論が深まってきました。 ふだん無口だと思っていた人も発言しています。 微かではありますが、みんなの目の色が変わり、前のめりになってきたと感じています。

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